パソコン買った in UK
会社の事務処理とかをするときに使ってた10年もののWindows機がときどき不意に電源が落ちるようになってきたので、新しいノートPCを買った。
いろいろ調べたりお店で実機を見たりした結果、MicrosoftのSurface Laptop 2がWindows機の中ではダントツでかっこいいという結論に達したが、メモリ8GB/SSD256GBのモデルでもランチ150回分くらいの値段だったので、ちょっときついなということになり、ランチ100回分くらいの値段で買えるHPのEnvy 13にした。
ちょっときついなというのは値段そのもののこともあるけど、イギリスでWindowsノートPCを買うと(並行輸入品などを手配しない限りは)基本的にUK配列のキーボードになってしまうので、あんまりいいやつを買って後から負の遺産みたいになるのもどうかなという判断もあった。
というわけで買ったHP Envy 13のキーボードがこちら。
Enterキーが横長で、#キーがEnterとBackspaceの間に挟まれているので、カチャチャッ、ターン!ってEnterキーを押すと97%の確率でただ行末に#が追加される。そこであわててBackspaceキーを押すともうひとつ#が追加される。無限に#が追加されていく。
あとバックスラッシュキーが右下のAlt Grキーの隣にある。一般的なUK配列だとバックスラッシュは左シフトとZの間にあるので、これはHP特有の変態配列ですね。まあ一般的なUK配列キーボードでもバックスラッシュを押すと97%の確率でzが入力されるのでどっちもどっちではある。
あとタッチスクリーンは便利。ラップトップにタッチスクリーン要るか?って思ってたけど、タッチパッドでちまちまやるよりスクリーンをタップした方が早いことも多い。
地味に困るのが、MS-IMEでもATOKでも、日本語IMEを使うとキーボードがJIS配列だと見なされてしまって、キートップと入力内容が一致しなくなる。IME自体をオフにすればもちろん正しくUK配列で認識されるけど、IMEの無変換モードで英文を入力しようとするとJIS配列扱いになる。英文を入力するときにIME自体がオフなのかIMEの無変換モードなのかをいちいち意識して区別するのは厳しい。
調べたら、レジストリをいじることでIME経由でも正しくUK配列入力ができるとあって、やってみたらうまくいった。
ちなみにググると "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts\00000411" というところのレジストリをいじる方法と、"HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters" というところをいじる方法の二通りが出てくるけど、前者の方法はデスクトップアプリに対してはうまくいったけどWindows 10のCortanaやストアアプリに入力するときはうまくUK配列扱いにならなくて、後者の方法だとちゃんとどちらのアプリに入力するときもUK配列扱いになった。
うまくいった方のやり方がこちら。
しかしWindows 10になってシステム設定画面もずいぶんおしゃれになったけど、ちょっと細かい設定をしようとするとすぐ旧デザインの設定画面に飛ばされたり、レジストリをいじる必要が出てきたりするので、垢抜けたように見えてやっぱりWindowsはWindowsだった。