ベルリンのクマ像総集編
ベルリンのマスコット、クマ。街のいたるところに手を上げた等身大のクマの像がある。
というわけでベルリン旅行で撮ったクマの像たちです。
街角のクマ
クリスマスマーケットのクマ
ベルリン動物園のクマ
ショッピングモールのクマ
土産物店のクマ
赤べこみたいなクマ
シンプルなクマ
Blue Manを宣伝する劇場のクマ
レインボークマ
時をかけるクマ
歯ブラシを持つ歯科のクマ
芸術的なクマ
派手なクマ
番外編、ホテルの看板もクマ
番外編、HARIBOのクマ
番外編、ショーウィンドウに並ぶ土産用クマ(€59)
番外編、ビールジョッキにもクマ
エンジニアと職人気質と裁量の話
ツイッターを眺めてたら、「職人気質のエンジニアに何かをお願いしてそれは無理と言われたら、周りのエンジニアに聞こえよがしに『本当に無理なんですか?』と聞いてみせて競争心を煽ればやらせることができる」というような主旨のツイートと、それに対する反発のコメントが流れてきた。
思うに、この不幸な状況には大きく二つ要因があって、一つはエンジニアが職人的な立場で技術的決定に大きな影響力を持っていることと、もう一つは、それでいてエンジニアがビジネスからあまり信頼されてない(やりたくないから三味線弾いてんじゃねーのとか思われてる)ことがあるのではないか。
この問題へのある解答はこの一つ目の要因にアプローチするもので、それはエンジニアの職人的立場を解体して、「技術的にできるかどうかを判断する人」(テクニカルリード)、「やるかどうかを決める人」(マネージャ)、「やる人」(エンジニア)に分けるというものだ。
判断に対する責任はテクニカルリードとマネージャが負うので、エンジニアが過剰に防衛的になっているのではないかと心配する必要はなくなるし、そもそもビジネスの人間がエンジニアの心配をするのはこの体制の下では越権行為となる。
この体制は実際に機能する。
とはいえ、この体制ではエンジニアの裁量が低すぎて、エンジニアの創造性を最大限に活用し、大きなエンジニアリングパワーを引き出すというようなことは難しい。
いわゆる先進的なIT企業ではエンジニアに大きな裁量を与えていると言われるが、その違いはどこにあるのだろう。
というところで、この記事を思い出した。
グーグル社員が「労働時間」を問われない理由 —— 「時間で管理は愚かな考え方」だ | BUSINESS INSIDER JAPAN
グーグルはエンジニアに大きな裁量を与えていて労働時間は問われないという記事だけど、面白いのは「労働時間は問わない」の意味で、実働が一日四時間でもよいとされる一方、何かの都合で残業した場合には残業時間分の代休が与えられ、長時間労働にならないような仕組みになっているという。
日本の労働法改正議論で「成果で判断し、労働時間は問わない」というフレーズが出たとき、実際は長時間労働の解禁を意味していたのとは好対照だ。
グーグルの例のように、エンジニアの能力を無制限に引き出そうとするなら労働時間についてはむしろちゃんと制限したほうがよくて、従業員の献身性につけ込んで長時間労働を強いるような制度は従業員を防衛的にしてしまうかもしれない。
そういえば、残業と従業員の創造性の関係については、この本が面白い実例だった。
残業を全面的に禁止したら従業員の主体性が上がり、効率的に業務をこなすためのアイデアがよく上がってくるようになった、というようなことが書いてあった。残業なしでリフレッシュできることや、残業できないという制約自身も創造性を刺激する要因だと思うが、何かアイデアを出したときに「じゃあ君やってみて、定時後にね」などと言われる心配がない、というのも大事なポイントではないかと思った。
結論としては、「エンジニアに裁量を与えて無制限に能力を引き出すこと」と「裁量労働の名の下にエンジニアを無制限に働かせること」とをちゃんと区別できる会社ならいいけど、そこまでできないなら、先に書いたようなテックリードやマネージャによる分権型の制度でもいいから、まずはエンジニアの無制限の献身がなくても仕事が回るようにすることが、ビジネスの人と防衛的なエンジニアとが疑心暗鬼の駆け引きをするような不幸な状況を防ぐために必要なのではないか。
ドイツ=几帳面みたいなやつ
ベルリンのインプレッション、人がでかい。ロンドンにいるときより周りの人がでかく感じる。実際、平均身長はドイツの方がイングランドより数センチ高いらしい。
あとロンドンでよくある他人のためにドアを開けてあげたり、階段や段差ではベビーカーを手伝ったりというのはあまり見ない。個別には親切で愛想のいい人ももちろんいるが、文化コードという意味では同じ欧州でも違いがありそうだ。
あと地下鉄が四角い。電車も四角いが駅構内も四角い。先入観かも知れないが几帳面な国民性が…とか考えてしまう。
ベルリン動物園で見た看板。ドイツはジョークも几帳面だ(先入観)。
ゴリラもストイックである。
クリスマスマーケット
休暇四日目はたっぷり9時間寝た。
普通の土日だと平日と変わらず6時間くらいで目が覚めてしまうので、労働の離脱症状が治まるのに最低三日か四日くらいはかかる感じだ。このことからも、週休三日制は労働のダメージを体に蓄積しないための最低限の人権、ワークライフバランスと言うなら週休四日は必要ということがわかる。
めざそう週休四日制。
妻の在ドイツ友人家族の案内でクリスマスマーケットに来た。
クリスマスマーケットの演し物 pic.twitter.com/lwzBu5YCwP
— モーくん (@calfscalf) 2018年12月25日
妻はドイツとかブラジルとかチリとか中国とか世界中に友達がいるのですごい。ぼくはグローバルにコミュ障なので勢いを感じる。そもそもぼくが海外駐在になったのも英語が苦手で妻の足手まといになりそうだと思い英語の勉強を始めた結果で、いろいろとありがたいことだ。
恩返し
何か知らんが食っちゃ寝して過ごしてしまった。
いちおう、ゆっくりして今年の疲れを癒やしてみよう的なエクスキューズはあったのだが、食っちゃ寝すれば体調が回復するのは若いうちだけで、今はただ体調不良のデブができるのみだ。
夕方ごろにはいい加減に体を動かさないとと思い、ランニングでもしよう、しかしランニングする靴がない、ちょっとランニングシューズ買ってくるわと言って家を後にしたが小雨が降っていたので五秒で帰宅した。意志が弱い。
夜、二歳の子の相手をして、廊下でゴムまりを転がしあって遊んだ。
ゴムまりが転がるだけできゃっきゃと大喜びする子は大変かわいらしく、どこかで聞いた「子供は三歳までに一生分の親孝行をする」というフレーズを思い出していたところ、すでに親孝行を終えた上の子たちが乱入しきてゴムまりを蹴るの投げるのとむちゃくちゃにしてしまった。さっきまでかわいらしく遊んでいた末の子まで興奮してゲヒヒヒヒヒと笑いながら兄たちに突進していった。
シュッとした街に行って何もしなかった
年末年始休暇の一日目、朝四時に目が覚めていつもなら二度寝するタイミングだが、まあ休みだしいつでも寝られるかとだらだらツイッターを眺めたりして起きていたら一日ずっと眠くて今日はだめですという感じになった。
来週からドイツに行くのでちょっと厚手のダウンジャケットでも買うかとアウトドアショップの多いHigh Street Kensingtonに行ったが、天気予報を見ると来週のベルリンは気温一桁でそこまで極寒でもなさそうで、今持ってる薄手のダウンとフリースのインナーで何とかなる気がしてきてしまって結局何も買わなかった。お金と決断力がない。
Notting Hillとかもそうだけどロンドンの高級住宅街はシュッとしていていいね。お金が無限にあったらシュッとしたところに住んで迷わずダウンジャケットを買いたい。